うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

今日11月22日から12月6日までは
小雪(しょうせつ)

―冷ゆるが故に
 雨も雪となりてくだるが故なり―

雪が降りはじめる頃です。
今週末からぐっと冷え込むようですね。

11月23日(水)は勤労感謝の日です。
この祝日の起こりは新嘗祭(にいなめさい)。
その年に収穫された新穀を神々に供えて、
その恵みに感謝するお祭りです。

いつも食べているお米ですが、
この機会に改めて生産に携わった方へ
感謝の気持ちを噛み締めつつ頂きましょう。

お米に主に含まれる炭水化物は
身体のエネルギー源としても、
脳のエネルギー源としても重要です。

寒くなってきて、どんよりとした天気に
人々の感情も影響を受けやすいです。

冬の寒さ(=寒邪)は体内に入り、
いろいろな不調を引き起こします。

体の中から温めてくれる食材は
生姜、シナモン、ニラ、えび、鮭、鶏肉、羊の肉など◎

生姜は生で食べるとジンゲロールのはたらきにより
解熱・殺菌効果がありますが、
ジンゲロールが温まるとショウガオールとなって、
体を芯から温めてくれる成分になります。

寒い時には
生姜を使った温かい鍋やスープなどがおすすめです。
生姜の温かい飲み物もいいですね。

うぶすなのお弁当もそろそろ冬仕様に。
冬のからあげ弁当は、生姜と長葱のしっとりからあげになります。

今日も、皆様と大切な方が元気に過ごせますように。

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