うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

11月7日から11月21日までは
立冬(りっとう)

―冬の気立ち初めて
   いよいよ冷ゆればなり―

朝夕はぐっと冷え込むようになりました。
暦の上では冬の始まりです。

冬は、「蔵」の季節。
精気(エネルギー)を蓄えるために
腎(生命力の貯蔵庫)の働きが活発になります。
身体を休ませる時期と考えましょう。

冬の養生として
夜は少し早めに寝て、
朝はゆっくり起きることが
体のリズムに合っていると言われています◎

日照時間が短くなるとともに
睡眠時間が長くなるそう。

四季の移り変わりに合わせて
私たちの体のリズムも変化しているんですね。

薬膳では、腎を養う食べ物は【黒いもの】といわれます。
黒豆・黒米・黒胡麻・きくらげ・海藻類など
普段の食生活に取り入れてみましょう。

新年に生命力をチャージする「おせち」には
黒豆や昆布など、腎を補う食材がたくさん。
ずっと受け継がれてきた先人の知恵ってすごいですね。


あたたかくして、ゆるんで。
今月も健やかにすごされますように。

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