うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

たなまち農園さん訪問

2024年5月5日 日曜日

生きているだけで・・・

お野菜もりもり弁当を一緒につくり上げている「たなまち農園」さん
びっくりするほどおいしいお野菜を、福岡市内のお宅に、宅配されています。

畑に伺って、棚町さんの想いを聞いてきました。

生きているだけで
大好きな生き物や環境に悪いことをしているのではないか…と
生きることへの後ろめたさを抱えていたという棚町さん。
人間である自分のことも好きになれなかった。

古代からの生き物の営みの拠点である’川’を軸に
川とその周りに棲む生き物を活かし
自然を活かす農業を始められました。

成功確率0%のチャレンジ

急勾配×有機栽培×多品目

というあまりにもチャレンジングな取組み。
この地で続けられた人はいなかった、
成功確率0%のこと。

でも、楽しくて仕方なくて、
気づいたら早4年続けられていた。
近隣の生産者さんも信頼してくれるようになった。

そんな棚町さんの想いを
このすがすがしい畑で聴かせて頂きました。

お野菜の子を送り出す気持ちで・・・

苗から育てているそうで
伺ったときはキャベツの赤ちゃんが
ふかふかの温床で「春だ〜」と気持ちよさそうでした。

お野菜を出荷するときは、
子を送り出すような気持ちになるのだそう。

棚町さん、まだお若いのですが、
思わず、
「何回目の生まれ変わりですか!」と言ってしまったほど(笑)
悠久のときとスケールに浸りました。

大地のエネルギーと、愛情がたっぷりつまったお野菜。
皆さんのもとへ届きますように!

そんなたなまち農園さんのお野菜でつくる
お野菜もりもり御膳。

月替わりで、心を込めておつくりしています。
これからも、どうぞお楽しみに。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

おすすめ記事