うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

9月の薬膳茶|定期便に同梱

2024年8月31日 土曜日

うぶすな定期便に同梱している薬膳茶のご紹介です。
毎月、季節にあわせて、
福岡”安樹堂”の漢方薬剤師・矢野久美子先生に
オリジナルでブレンドいただいています。

9月の薬膳茶【潤肺清熱茶】

9月はだんだんと空気が乾いてきますが、
まだ夏の暑さが残るころ。
秋は五臓の「肺」が影響を受ける時期となり、
のど、鼻、気管支などの症状が出やすくなります。

乾燥は肺を弱らせてしまうため、
肺を潤す「潤肺」の生薬。
まだ残る暑さへの対策や呼吸器の炎症に対して
効果のある「清熱」の生薬。
両方合わせて初秋の養生に良いお茶となります。

お茶の働き

潤肺清熱(呼吸器系や皮膚を潤し、炎症や熱っぽさを取る)

1人分の配合:桑の葉・玉竹・拘杞・灸甘草
作り方の目安:300~350mlの熱湯で7~10分
※急須やマイボトルなどで入れることを想定しておりカップ2杯分取れます。

《効能》
桑の葉
:五臓の「肺」の炎症をとり、のどの痛みやイガイガ、皮膚のかゆみなどにもよいです。
 また高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣予防に健康茶としても。
 ※上記の症状がない方が飲んでも問題ありません。

玉竹
:五臓の「肺」に潤いを与え、元気にする働きがあります。
 空咳や口の渇きを和らげ、お肌に潤いを与えます。

拘杞
:五臓の「肺と腎」を養うので、呼吸器系だけでなく老化防止にも。
 目の疲れや老眼にも良いですが、肺に潤いを与え空咳にも効果的です。

灸甘草
:甘みにより、胃腸や「肺」を元気にする働きがあります。
 他の生薬の作用を整え、薬効を上げたり飲みやすくする働きがあります。
 ※五臓の「肺」は西洋医学的な呼吸器系や皮膚のことを指します。

うぶすなにて、1回分に分包しています。
紙製のティーパックを使用していますので、
マイクロプラスティック溶け出しの心配はございません。

9月もすこやかに過ごされますように。

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