うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

7月22日から8月6日までは
二十四節気の大暑(たいしょ)

うだるような暑さと
急な集中豪雨など大気が不安定な時期です。
先日は、小学校のそばに植えられた
ひまわり畑が燦々と輝いていました。
(生徒の皆さんが植えたのかなとうれしくなりました)

大暑は夏の「土用」に重なるので
脾(胃腸)をいたわりましょう。
1年で1番暑さが厳しいこの時期は
「気」の消耗が激しくなったり
身体の水分が不足したりします。

この時期の養生のポイント3つ
①身体の余分な熱を冷ます
②体をうるおす
③胃腸を整える
(⇒栄養の吸収を良くして気を補う)

★体の熱を冷ます食材
 トマト・ナス・キュウリ・スイカなど

★体をうるおす食材
 豆腐・白きくらげ・豚肉・卵・牛乳など

★脾を整え気を補う食材
 米・いも類・きのこ類・いわし・肉類など

東洋医学では
「冬病夏治(とうびょうかじ)
 =冬の病は夏に治す」
という言葉があります。
冷え性の方や、
慢性の痛みが冬に出やすい方は
夏も体を冷やしすぎないように…

・冷たいものを食べすぎない
・シャワーで済まさず湯船につかるなど

水分とミネラルを補給して
熱中症に気を付けてお過ごしくださいね。

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