うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

5月の薬膳茶|定期便に同梱

2024年5月5日 日曜日

うぶすな定期便に同梱している薬膳茶のご紹介です。
毎月、季節にあわせて、
福岡”安樹堂”の漢方薬剤師・矢野久美子先生に
オリジナルでブレンドいただいています。

薬膳茶【安神のお茶】

5/5は立夏となり、暦上夏の始まりとなります。
東洋医学では夏は五臓の「心」が盛んに働く一方、
負担がかかりやすくなります。

またこの時期は春からの疲れが出てくる頃でもあり、
気持ちが落ち込んだり眠れない方もおられます。
安神とは漢方用語で精神安定のこと。
「心」の気血を補って元気にし、
不安定な気持ちを落ち着かせるほんのり甘いお茶です。

お茶の働き  :心を落ち着ける 眠りをよくする
配合     :なつめ 竜眼肉 夜藤交 桂皮
作り方の目安 :熱湯で8分以上
        少し甘みがありますが、お好みで蜂蜜などを足してください。

効能

<なつめ>
 気血を増やしおなかを整える代表的な薬膳食材。
 漢方では精神を安定させたり、眠りを深くする生薬としても使います。
 特に女性は美容と健康のためになつめをとるとよいといわれています。
<竜眼肉>
 なつめと似た働きを持つ生薬で、見た目はライチのようです。
 不安感、ドキドキ、眠れないなどの症状によく使われる生薬です。
<夜藤交>
 漢方では養血安神の働きを持ち、心の疲れによる不眠や不安に使われます。
<桂皮>
 シナモンのことを生薬では桂皮と言います。
 体の気血の巡りをよくして温め、五臓の「心」の働きを助けます。

うぶすなにて、1回分に分包しています。
紙製のティーパックを使用していますので、
マイクロプラスティック溶け出しの心配はございません。

今月もすこやかに過ごされますように。

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