うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

6月の薬膳茶【清湿健脾茶】

2025年6月1日 日曜日

うぶすな定期便に同梱している薬膳茶のご紹介です。
毎月、季節にあわせて、
福岡”安樹堂”の漢方薬剤師・矢野久美子先生に
オリジナルでブレンドいただいています。

6月の薬膳茶【清湿健脾茶】

水の巡りを良くしてむくみや体のだるさを整えます。消化を高める生薬が入っているので、湿気で弱った胃腸を整えます。

お茶の働き

配合:蓮の葉・焙じはとむぎ・蘇葉・車前子

≪効能≫
蓮の葉
:むくみの改善や夏のだるさに良いです。体にこもった熱を尿で出します。
 体を冷やす働きではないので体質選ばず使えます。
 中国や東南アジアで夏のお茶として有名。

焙じはとむぎ
:むくみをとり、胃腸を整える働きがあります。
 またイボや肌荒れによく、美肌の生薬として有名です。

蘇葉
:湿気で負担がかかる胃腸を整え、消化をサポートします。
 痰湿という粘っこい水を取り除く働きもあり、体も心もスッキリします。

車前子
:むくみを取ったり尿の出をよくする働きに優れる生薬です。
 オオバコの種で、民間薬では咳止めにも使われます。

作り方の目安 :300~350mlの熱湯で5分~10分
※急須やマイボトルなどで入れることを想定しておりカップ2杯分取れます。
※車前子はとても小さい生薬のため、ティーパックから出さないで使用してください。
 茶こしをすり抜けることがあります。

うぶすなにて、1回分に分包しています。
紙製のティーパックを使用していますので、
マイクロプラスティック溶け出しの心配はございません。

6月もすこやかに過ごされますように。

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