うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

10月23日から11月6日までは
霜降(そうこう)

霜降は、露が空気の冷たさによって凍り、
霜となって降り始めるころ。

霜降の次の節気は、立冬(りっとう)
この季節の変わり目(立冬の前)の
18日間を「秋土用」といいます。

土用は、体調を崩しやすいとき。
胃腸にやさしく栄養のあるもので食養生を。

補気健脾(気を補って胃腸を健やかにする)食材は
穀類・芋類・豆類・きのこ類・栗・いんげん・鶏肉など

△脂っこいもの
△甘いもの
△アルコール
は控えめに・・・

また、食事の内容と同じくらい大切にしたいことは
「咀嚼(そしゃく)」です。

よく噛むことは、消化液を出やすくしたり、
胃腸への負担を和らげたり、脳を活性化したり、
がんや老化の予防、ストレス解消と肥満防止などなど…
いいことづくめです。

秋の乾燥で皮膚や気管・肺に不調が出ていませんか。
アトピーなどの皮膚の不調は、
肺と脾(胃腸)に関わると考えられています。

胃腸にやさしいお食事と
体を潤す食材を取り入れてみてください。

滋陰潤肺(陰液を滋養して肺を潤す)の食材は、
柿や豆乳、銀耳(白きくらげ)、松の実、ごま、卵など

うぶすなの秋のお弁当も
・ナッツカラメリゼのからあげ
・豆腐ハンバーグ
・高野豆腐の射込み煮
・大根餅
・平飼い卵の玉子焼き
など
胃腸をいたわり、乾燥する秋におすすめの食材を使って
おつくりしています。

季節の変わり目、どうか健やかにすごされますように。

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