うぶすな 薬膳と九州 四季のごはん

季節の手帖

春夏秋冬の移ろいとともに綴る、
二十四節気の知恵と養生ごはんのこと。
もくじ

こんにちは、
管理栄養士・国際薬膳師のあきこです。

6月5日から6月20日までは
二十四節気の芒種(ぼうしゅ)

天明七年(1787)に出版された暦便覧には、
「芒(のぎ)ある穀類、
 稼種(かしゅ)するときなればなり」
と解説されており、
「穀物の種をまく時期」という意味だそう。

脾胃をいたわる

そろそろ梅雨時期に入りますね。

東洋医学には
「脾は湿を嫌う」という言葉があります。

「脾」というのは、脾臓を指すのではなく、
消化器官を意味しています。

雨模様が多くなるこの時期
胃腸の調子がイマイチなことも多いかもしれません。

脾をいたわる食事のポイントは5つ

・生もの
・冷たいもの
・甘いもの
・アルコール
・脂っこいもの

これらは脾に負担をかけるのでなるべく避けて
雨の時期はおなかにやさしい生活を
心がけてみましょう。

うぶすなのお弁当のおかずには
お豆の入ったひじきサラダが添えてあります。

豆や海藻は、
お腹の調子をととのえる(食物繊維が豊富な)食材ですが
薬膳的には、
体の余分な水分を排出する「利水」のはたらきもある
と考えられています。

6月のお野菜もりもり御膳のおかずの一品
ヤングコーンも「利水」の食材です。

季節にあった食べ物を
いつものご飯に取り入れてみましょう♪

今日も本当にお疲れ様です。

いつもがんばっている心と体を
いたわってあげてください。

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